「あのね、それは……――」 『シュンくんと番号交換した覚えもないし、シュンくんのデタラメだよ』 早くそう伝えなくちゃ。 隼人……あたしとシュンくんのこと誤解してる。 「隼人先輩、そんなに怒らないで下さいよ」 でも、あたしが喋り出す前にシュンくんがヘラヘラと笑いながら隼人の感情を煽った。