――未来Side――
「未来、なんか元気ないね?」
「そんなことないよ」
委員会が終わってそそくさと帰ろうとするあたしに、シュンくんは無邪気に話し掛けてくる。
今までシュンくんを意識していなかったし、シュンくんが同じ委員会だということすら知らなかった。
「あたしもう帰るね?」
「じゃあ一緒に帰ろうよ?」
「ごめんね。それはできない」
これ以上シュンくんと仲良くしちゃダメだ。
隼人と早く仲直りするためにもシュンくんと距離を置こう。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…