王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜


そして、ようやく俺達の番が回ってきた。


「うわぁ~!……これ絶対怖いよね~?!」


「……そう言ってる割には、全然怖くなさそうだな」


係員に安全バーを付けられている未来はご機嫌で。


「どうしよー……楽しみですごいドキドキしてきちゃった」


「そりゃよかったな」


「何でそんな投げやりな言い方なの?!」


俺は未来の横顔を見つめ、ふっと微笑んだ。