「ねぇねぇ、何から乗る??」 すぐにチケットを買って遊園地の中に入る。 休日だけあって、園内はカップルや家族連れで溢れていた。 「何でもいいけど。未来は何乗りたいわけ?」 俺が尋ねると、未来は「待ってました!」といわんばかりに目をキラキラと輝かせた。 「ジェットコースターに乗りたい!」 ……やっぱりな。言うと思った。 「はいはい」 「もう!隼人、早く!」 俺は未来に手を引かれ、ジェットコースターのある場所までタラタラと歩いて行った。