未来は予想以上に喜んでくれているし、バイトのシフトを無理言って変わってもらってよかった。


すると急に、隣を歩いていた未来が突然駆けだした。


「あ~!観覧車だ!隼人、早く!早く!」


遊園地のゲートが近くなりテンションの上がった未来。


「そんな慌てなくても、遊園地は逃げねぇよ」


俺はスキップ交じりにゲートを目指す未来の後ろ姿を見て、クスッと笑った。