王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜


「よし、そろそろいくか?」


隼人は優しく微笑むと、あたしの手をギュッと握って席を立った。


その顔は今朝とは正反対の優しい表情をしていて。


手に伝わる隼人の心地良い熱。



「……隼人……怒ってないの?」


そう聞くと、隼人は「別に」と言って繋いでいる手に力を込めた。