教室から飛び出したあたしは隼人のいる教室の前にやってきた。 そして恐る恐る中を覗き込む。 「……あれ?」 一番後ろの席で机に伏せている隼人。 あたしは教室に入り、隼人の席に向かった。 「ねぇ、隼人……起きて?」 肩を軽く揺すっても眠りが深いのか隼人は目を覚まそうとしない。