王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜


全ての授業が終わると、あたしは一目散に立ち上がった。


もしかしたら、シュンくんが来るかもしれない。


今朝の隼人との一件以来、シュンくんはあたしの教室に姿を現さなかった。


でも、シュンくんが隼人に咎められ懲りたとは考えられない。



「ミホ、お先!また明日ね!!」


「うん!早く誤解ときなよ?」


ミホはブンブンと左右に手を振り、笑顔であたしを見送ってくれた。