白石シュンか……。 名前だけは覚えておいてやるよ。 確かに、甘く見ていたら痛い目にあうかもしれない。 でも、未来だけは離さない。 何があっても、未来だけは渡さない。 白石にも、他の男にも絶対に。 「あいつには気をつけろよ」 俺は隣にいる未来の肩をそっと抱き寄せた。