男なのに女のあたしよりキメの細かい肌。 長い睫毛に整えられた眉。 Yシャツを腕まくりしているため、日焼けした黒い腕が露わになっている。 「……無防備すぎるよ」 あたしはポツリと呟くと、新城隼人から目を反らした。 屋上で初めて会話を交わした時も、昨日家まで送ってもらった時も。 落ち着いて新城隼人の顔を見ることなんてできなかった。 だけど、今こんな状況で新城隼人の寝顔を見ているとやはり彼には女の子を引きつける魅力があるのだと再認識した。