――未来side――


「ミホ、おはよ〜!」


「おはよ。なんか今日テンション高くない?何かいいことでもあったの?」


教室に入ると、ミホはあたしを見て首を傾げた。


誤解も解けたし、これからは何の障害もなく隼人と付き合っていける。


そう思うと自然と顔がニヤけちゃう。



それに……昨日、隼人がうちにお泊まりしたんだもん!!


抱き合ってキスをして。


隼人のキスは溶けそうなほど甘くて。


抱きしめられながら、舌を激しく刺激された時……声が……



「って、ヤダ!恥ずかしい!!」


「朝からどうしちゃったのよ」


昨日の出来事を思い出して悶絶するあたしを、ミホは冷やかに見つめていた。