追いかけて、抱きしめて……


未来の全てを奪いたくなる。


自分だけのものにしたくなる。


他の男に未来を見せたくない。



変な独占欲が俺を支配する。


「……帰って寝るか」


ポツリと呟くと、俺はダラダラとした足取りで家を目指して歩き出した。