「今日は学校休んで寝てなよ?」 「でも単位ヤバいな。体育あるし」 「ダメだって!」 「分かったよ。今日はまっすぐ帰って寝るわ」 未来の家の前で別れることになり、俺は未来の頭を撫でた。 「また連絡する」 「うん。待ってるね。あのさ、できれば……メール欲しいな?」 メールが苦手な俺を気遣ってか、遠慮がちにそう言う未来。