翌朝。 体調の良くなった俺は未来のお母さんにお礼を言った。 「昨日は……すいませんでした」 「いいのよ。具合は良くなった?」 「はい」 「そう、よかったわ。また遊びに来てね?」 そう言って微笑むお母さんの顔は未来にソックリで。 数十年後の未来を見たようで、少し得した気分になった。