サラサラの茶色い髪。 丸くて大きい二重の優しい目。 笑うと白くて整った歯が顔を覗かせる。 「じゃあ、またね?」 「俺、家まで送っていきましょうか?」 「一人で帰れるから大丈夫」 「そんなこと言わないで!ほら!!」 シュンくんはそう言うと、私の左手をギュッと握って引っ張った。