――隼人Side――


「マジか?!未来ちゃんと付き合えてよかったじゃん!!」


放課後、亮の家にやってきた俺は未来と付き合うことになったと亮に報告した。


すると、亮は自分のことのように喜んだ。


「まぁな」


何となく照れ臭くなった俺は、ベッドの上に置いてあった雑誌を読みながら適当に頷く。


「でも未来ちゃん……本当に大丈夫だったのか?」


亮は未来と元カレの一件を心配しているようだ。


「大丈夫ではない。でも、俺が未来の傷を癒していく」


「そっか。未来ちゃん幸せにしてやれよ。つーか浮気すんなよ!」


「お前に言われたくねぇよ」


呆れ果てていると亮は一度間を置き、俺にこう尋ねた。