「あれ?あの子って……」 「お前のお気に入りの女」 「だよな?ラッキー!!神様、ありがとう!!」 亮はコインゲームで負けたことなどすっかり忘れてしまったようだ。 さっきまでとは一転し、亮は嬉しそうな表情で愛川未来に近付いて行く。 「何してるの〜?」 ナンパ慣れしている亮はいとも簡単に愛川未来の横にポジションを定め、馴れ馴れしく話しかけた。