早速、2時間のスタジオ練習を終えると、俺達は鮎川の家に向かった。 一応鮎川の親の許可はいるし、どんな部屋かも見てみたかったから。 「でけぇ…」 自転車に乗って15分。 中学校の目の前のその家は、目の前の中学校よりでかかった。 「こんなお家おれ達が入っていいのかなあ」 ハラくんがびくびくと呟いた。 確かに。 俺達が入れるような家じゃない。 てか家じゃない。城だ。 「まあ入ってよ。母さんはいるから」 鮎川に促され、俺達は高い塀で囲まれたその城へと入った。