「…花火きれい…」 耳元で声がした。 なんの声? 「わたしだよ、ヤマトくん」 「奈津子ちゃん…」 それは、淡くて儚げな声。 二人だけの世界。 はじける花火の音と、僕らの声しかしない。 「俺…」 「なあに?ヤマトくん」 「す、す…す…」 「…っ」 …なんだ、夢オチ。