「…考えとくよ」 とりあえず、そう答えた。 高校生になったら、ちょっとくらい世界は変わるかなって思っていた。 …それが「これ」なら少し考える必要がある。 何たって、あのナルシスト野郎と仲良くバンドなんかこっちが耐えなきゃやってられない。 「マジ?!じゃあさ、今日カラオケ行かない?メンバーだけでも見ていってよ」 「あ、ああ…」 あれ、俺、もうこのバンドに入った訳? まあいいや、奴以外にも人がいるって知って安心した。 …マトモな奴ならの話だけど。