見ちまった。 こんな演奏をされたら、俺は太刀打ち出来ないじゃないか。 そんな顔をした俺に、にいっ、っと得意げに笑うユカ。 馬鹿じゃないのか、馬鹿にすんな。 俺のどこかにあった「負けず嫌い」のスイッチが、押された。 それから、気付くと窓の外が真っ暗になるまで、俺達は演奏していたんだ。