荷物を運ぶのは力があるカイジとハラくん、部屋の掃除は俺と鮎川と中川さん。 俺はこの部屋の未知の世界へと踏み込んだ。 「ゴーグル持ってきた?」 鮎川は水泳用のゴーグル、中川さんは掃除専用のような完全防備のゴーグルを付けている。 勿論、俺は何にも聞いていないので、ゴーグルを持っている訳でもなく。 「持ってる訳ねーだろ」 こう答える他ない。 「じゃあ持ってくるよ」と言って鮎川が持ってきてくれたのは、シュノーケリング用のゴーグルだった。 口で息ができるやつ付きのね。