智也が大学に行くことは知っていたから、あたしも同じ大学を受けようと思ってた。





でもある日突然、東京の大学を受けると話し始めた智也。






(あ、あたしにじゃなくて智也の友達に。


同じクラスだから声が聞こえちゃうんです)






あたしは東京になんか行けっこない。





智也が居ないなら何の為に大学に行くのか分からない。






だからあたしは急遽進路を〝進学〟から〝就職〟に変えた。










しかしなかなか仕事が決まらず、あたしは遂にグレ始めた。







就活を諦め、朝晩逆の生活。