「…諦められるほど、ちゃんとトモちゃんのこと考えてるってことじゃん」




桐山先輩はあたしの頭をクシャクシャっとして言った。





「ほら、荷物まとめよ?」




「先輩……」




「もぉー!! 泣くなよぉ」