何が正しいのか。 何が間違いなのか。 誰を信ずるべきか。 誰が敵なのか。 ぼかされ、曖昧にされたそれを見極めるのは酷く難しく。 そして危険を伴う。 だからこそ、大切なものは手放すべきだろう。 あの少女のように……この世から失わせるようなことがあってはならない。 あの男とて、それを望んだわけではなかったはずだろうに――