DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>

(―3―)



ケルベロスへ入隊したものの、その日からすぐ任務というわけではない。

兵役についていた間は、ほとんど戦場にいて、時折与えられる僅かな休暇はほぼ訓練に費やしていた。

ケルベロスの隊員は指令がでるまではアルマにいるよう義務づけられているが、待機中の行動は特に制限はなく、ある程度の自由が許される。

アレックスは待機の間を、以前休暇中にそうしてたように、訓練のみに当てた。

他にするべきこともなかったし、今までもずっとそうだったから、それは既に習慣となっているのだ。

変わることない日常。

そうして入隊式から一週間ほど過ごしたある夜。

アレックスは突然その時を迎えることになった。






ケルベロスとしての初任務。





自主訓練を終えて部屋に戻ったアレックスは緊急通信で呼び出され……





そして今、一台のトラックの荷台の中にいた。