その時―― 膝を地につきうずくまるジュードの背後で、せわしく鳴り響いていた攻撃の銃声が一際騒がしくなったかと思うと……程なくして鳴り止んだ。 司令部が落とされたか…… 無関係の被害者までだして己たちの身勝手と不満を撒き散らし。 愚かな生物が満足感を覚えたのだろうかと思うと……吐き気が込みあがってくる。 (いっそ、皆消してしまおうか) 随分と沈黙を守っていたはずの性分が、身のうちでざわりと騒ぐ。 「あら……あなた……」 不意に、背後から声が聞こえた。