まだ五歳ほどだったと思う。 手の平も、頬も、短いズボンから除く足もぽっちゃりと膨らんでいた。 丸く、柔らかい手で顔を叩き、起きろと何度せがまれたことか…… 悪い気はしなかった。 むしろどこか懐かしいような感覚さえ覚える。 無くした記憶のどこかに似たような経験でもあったのか…… リエルを失って以来、久々にゆっくりとした時間の流れを感じていた。 だが…… 再び訪れる悪夢。