五年間探し続けている少女の姿がそこにあった―― 赤い髪をなびかせ遠くを見つめる青い瞳はどこか憂いを帯びている。 初めて見たときは十代半ばだった。 死んだはずの少女―― 五年という月日がたったにもかかわらずその容貌にあまり変化はない。 彼女の背負う業がそうさせているのか…… 「ルシフェル……」 彼女のもうひとつの名をつぶやく。 公表されていない五人目のアイアン・メイデン。 守護天使でありながら国を裏切り、姿を消した…… 元は 人間だった 少女――