ガーフィールドは、アレックスが別件の任務に当たっていた時に、アナベルが腕利きの情報屋がいると紹介してくれた。
彼から買った情報のおかげで、アルマを標的にしたテロを実行しようとしていた国内の反国家グループを実行間際で取り押さえることに成功した。
ガーフィールドは様々な情報に通じていて、非公式ではあるが元々軍の情報屋だったらしい。
「何、歳も歳だし……気楽に隠居でもと思ってな」
引退したと笑って言っていたが、何故かアレックスの依頼にはこたえてくれた。
「お前さんは何故か他人のような気がせんのよ」
何故か？と聞いたアレックスにガーフィールドはそう言った。
そういえば、先ほどルーシーの写真をもらった時に、昔の知人に似ていると言った。
それは初耳だったが、ガーフィールドが自分によくしてくれるのはそれが理由なんだろうと納得がいく。
