DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>

(―3―)




帰路の途中買った花をボルグの墓前に供え、司令部に戻りながら……

スボンのポケットにねじ込んだ紙切れに思いを巡らせる。

真っ白な紙面に残された少し右上がりのとがった筆跡は、何度か見たボルグの字そのもので……短く書かれたその言葉は






『情報に惑わされるな

自分の目で見たモノを信じろ』







というもので……そして、少し間を置いて




















『ルーシーは生きている』


そう書かれてあった。