愚かしきヒトに 神は再び裁きの鉄槌を下された 七日七晩大いなる雨は降り注ぎ 地を覆い尽くした 水は土を流し 木々を倒し 命を奪い ヒトも多くは死に絶えた…… 後に「嘆きの七日間」と呼ばれた災厄である だが 憐れみ深き神は 全てを奪いはしなかった やがて大海に 突如浮かびあがりし大陸在り わずかに残りしヒトはその大陸に移り住み 大陸をウィルダネスと名付けた それが この地の始まりである ―ウィルダネス創世記より―