「そうだな……」 少し考えるそぶりをして、クロードはゆっくりと口を開いた。 「私は君と、友人になりたいのかもしれないな……私は意外と心許せる友人が少ないものでね」 そう言って見せたケルベロスの若き隊長の笑顔は、どこか冬の寒空のような重さを伴い…… それは一国の皇子という、彼の華やかな立場とは全く似つかわしくなく…… アレックスに不思議な印象を与えた。