玄関からまっすぐ俺のところにきて、抱き着こうとした。



もちろん、手にはカレーを持っているから足で蹴ってやったが。



「おじさーん!相変わらずだねー。久しぶり!」



「蜜夏君?わ!久しぶり!って...誰?!その娘?!」



気付くの遅いだろ。




「すいません。おじゃましてます。笹井花菜です。」


「ねぇ。この娘、女の子だよね?蜜夏君?」



「はい。そーですね。ちょっといろいろありまして...。」



今までの出来事を説明すると、「なるほどねー。」と言い、運んできたカレーを食べた。



「蓮うまっ!」



「なんで勝手に食ってんだよ。」