俺の料理がどーだのと、女に熱弁している蜜夏を背にカレーを作り始める。



煮込み始めた頃には、もう5時半を回っていた。



しばらくしてルーを入れて完成。



皿にご飯をとカレーを盛り付け、持っていこうとしたとき、不意に玄関が開いた。





「れーん!ただいまぁー!」




あー。親父が帰ってきた。