俺達は購買でパンを買い、屋上に上がった。



「まだ全然治ってないんだ。」



「あぁ。」



春ということもあって、まだ少し肌寒い。



「こっちに来たってことは、蜜にはもう会ったのか?」



「いいや。今日会う。」



「まじ!?1番に会いに行ったのかと思った!」




そう。自分で言うのもなんだが、蜜夏と俺は相当仲がいい。



相性が合うのか何なのか、



隣町にいたときは、ずっと一緒にいたと言っても過言ではないくらいだった。





それからしばらく話していると、予鈴のチャイムが鳴った。



「じゃあまたな!」



「あぁ。」



俺達は屋上を出て、それぞれの教室へ向かった。






放課後はやっと蜜夏に会える...