そういえば、さっきあいつ何か言いかけてたな。




確か勉強がどーとかって。




そう思って後ろを振り向くと、あいつは笑いながらこっちを見ていた。




「お前も来る?」




そう尋ねると、目を丸くした。




「う、ん。」




少し間が空いてから言ったこいつは、なぜか両手で頬を覆っていた。







「白木くん!私も行ってもいいかな?」




突然声をかけられた方を向けば、そこには悠の彼女とかいう奴が立っていた。




「ダメかな?」




そういえば、いつもあいつと一緒にいたのってこいつだよな。




ってことは、裏切った親友ってこいつの事だよな。




「うん。」




じゃあ来んなよ。