「悠煩い。」
声の主にそう言うと、だってー、と返された。
「蓮ー。勉強教えてー。俺やばいんだけど。」
「知らねぇよ。」
蜜夏に聞いたところによると、悠は赤点の常連様らしい。
「チョコレート。」
「・・・。」
「飲み物。」
「・・・。」
「パフェ。」
「・・・。」
「...れーんー!」
物で釣ろうとしたが諦め、俺の事を涙目で見てきた。
一つため息つく。
「夕飯の買い出ししてこい。」
「まじで!りょーかい!」
俺がそれだけ言うと、さっきまでが嘘の様に騒ぎ出した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…