ー...バンッ! 6限の授業をサボったまま放課後になっても屋上にいると、ものすごい勢いで扉が開いた。 そこに居たのは涙をながしたあいつ。 俺の顔を見るなり、座り込んで声を出して泣いた。 「おい。」 なぜ泣いているのかは知らないが、とりあえず近くまで行って声をかけてみる。 もちろん返答はなし。