宝石のように

あたしがウジウジしてると
白木くんが歩きだし



「さっさと来いよ」



あたしはそれで
顔を真っ赤にした



そして思わずニヤけた



あたしってキモイ…



だけど前を行く白木くんには
見えていない



あたしは白木くんの
少し後ろまで小走りで行き
ちょっとスペースを開けて歩いた