君の声が聞こえる

 一生懸命な表情で僕に話し掛けてくる良枝の顔を僕は初めてちゃんと見たような気がする。

今まで雅巳の友人としか認識していなかった女の子は、まっすぐで穢れのない瞳をしていた。