「あ、ごめん、私ちょっと、お面買ってくる!」 ちひろは、お面売りの露店に走って行ってしまった。あっという間に、幸せの時間は過ぎてしまった。 あーあー。行っちゃった・・・。 俺は、名残惜しそうに、ちひろの後ろ姿を目で追っていたんだと思う。 「りーく!」 啓太が、俺が一人になるのを待ち構えていたように、やってきた。