「なっ!?」
ふりむきざまに最初の一撃を止められた。
まぐれなんかじゃない。一撃目はここにくるとわかっていた……そんな感じ。後ろに目でもついているのか。
ひるみかけた心をふりきって再び音速を披露する!
が、今度は彼も同じ技でかえしてきた!
二人の間を銀の刃が舞い、交差し、ぶつかり、はじき、熱い光をまき散らす無限ループ。
まったく同じ流れ。
狂わないリズム。
攻めているのはこっちなのに鏡の前で踊らされているきぶんだ。
(剣筋を完全に読まれてる!?)
しかも、彼の連撃は一つ一つが重い。ぶつかるたびに伝わる振動で手がジンジンとしびれてきた。
……らちが明かない。
刃をわざと強くはじいて後ろへ飛んだ。着地と同時に大地を蹴り、前へ!
雄叫びが、二つ、ぶつかりあう!!
ふりむきざまに最初の一撃を止められた。
まぐれなんかじゃない。一撃目はここにくるとわかっていた……そんな感じ。後ろに目でもついているのか。
ひるみかけた心をふりきって再び音速を披露する!
が、今度は彼も同じ技でかえしてきた!
二人の間を銀の刃が舞い、交差し、ぶつかり、はじき、熱い光をまき散らす無限ループ。
まったく同じ流れ。
狂わないリズム。
攻めているのはこっちなのに鏡の前で踊らされているきぶんだ。
(剣筋を完全に読まれてる!?)
しかも、彼の連撃は一つ一つが重い。ぶつかるたびに伝わる振動で手がジンジンとしびれてきた。
……らちが明かない。
刃をわざと強くはじいて後ろへ飛んだ。着地と同時に大地を蹴り、前へ!
雄叫びが、二つ、ぶつかりあう!!


![その信頼は「死ね!」という下種の言葉から始まった[エッセイ]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.761/img/book/genre12.png)