「久保田、何泣いてるんや?大丈夫か?」




優しい声で

私の肩に手を乗せて。



優しい顔して、私を見つめる。





「送るわ!!駐車場で待ってて」




コーチは、私の担任を探して来てくれて、

私を送るってことを伝えてくれた。




なんでかわからんけど


私は自然と駐車場に向かって歩いてた。





大雅に素直な自分をぶつけたかった。


だから、柄にもなく手紙なんか書いた。




でも、そんな気持ちを踏みにじった。





前の嫌がらせとは違う。


ほんまに私のこと迷惑なんちゃうかな。





それやったらもう


これ以上、好きでおるのはあかんやろ。






悲しいけど、


あきらめるときが来た。