「えっ・・・?じゃあ、TVでつけていたのも・・・。」

「もちろん、ユウからもらったものだよ?」

「ジュン・・・。」


私はまた泣く。

いや、泣くというより、号泣?!


「本当に・・・本当に・・・ジュンだよね?」

「もう、ジュンじゃなく・・・潤一って呼んでくれる?」

「えっ?」

「タクだけ本名なんて嫌だ。俺の名前は、高田潤一。」

「じゅんいち・・・?」

「うん。」


潤一は私をまたギュッと抱きしめる。


「来年は・・・。」

「ん?」

「一番におめでとうを言わせろよ?」

「うん。」

「そして、おめでとうって最初に言ってくれ。」

「うん。」