【短編】☆夢の中のクリスマス☆

いつもは2人で1つなのに?


「これ。」


渡されたのは、ピンクがベースのちょっとカラフルな毛糸のマフラー。

大きな毛糸のお花が端についていて可愛い。


「どうしたの?」

「うーん・・・なんとなく?」


お母さんは何だか様子がおかしい?


「ユウ?お願いがあるんだけれど。」

「ん?」

「今から、コンビニでジュース買ってきて?」

「今から?」

「ジュースだけ買うのを忘れちゃったのよ。」

「いいよ!そんなの。」

「ダメ。ほら、早く!あっ、このマフラーもしていきなさいね。」

「うん・・・。」


よく分からないけれど、私は家から追い出された感じ?


「お母さん、もう9時だよ?」

「あら、早く急がないと!」


やっぱりお母さん・・・おかしい。

とりあえず、私はお母さんに言われるがまま玄関へ。


「行って来ます!」

「はいはい、遅くなってもいいからね?」

「お母さん、意味が分からない!」


そして、バタンっ!

私はドアを閉めた。