【短編】☆夢の中のクリスマス☆

喫茶店を出てすぐに雪がパラパラと降ってきた。


「あっ、ホワイトクリスマス・・・。」


私は思わず立ち止まり空を見る。

真っ暗な空から、降り続く白い雪。

何だかそれが私の心を癒してくれた。


家に着くと家族が待っていてくれた。

そこには、私の大好きなものばかり。


お父さんが電気を消すと、お母さんが台所からケーキを持ってきてくれる。

私はケーキのロウソクを吹き消す。


「ユウちゃん、お誕生日おめでとう。」

「ありがとう。お母さん、お父さん!」


お父さんは電気を点けると、私にプレゼントを手渡してくれた。


「これはお父さんからだ。」


お父さんは、私に洋服をくれた。


「お母さんと選んだから間違いないと思うぞ?」

「ありがとう!」

「そして、今回はお母さんからもあるのよ?」

「えっ?」