【短編】☆夢の中のクリスマス☆

すると、ふと私の目に飛び込んできたのは、いつもご夫婦で来られるおじいちゃんとおばあちゃんだった。

2人でコソコソと耳打ちしている。

それを見ると、思わずため息が出てしまった。


私もいつか誰かとあんな風になれるのかな。

うん、きっとなれる!

ならなきゃ!

そして、パーティも終わり、みんな帰って行った。


「楽しかったわ!またね。」

「はい。」

「おめでとう。」

「ありがとうございます!」


みんなが帰ると、マスターと2人になった。


「じゃあ、片付けしましょうか?」

「いいよ、今日は。片付けは私が明日やるさ。」

「えっ?でも・・・。」


「今日は誕生日だろう?早くお帰り?

ユウちゃんにとって、素敵な日になりますように。

ハッピーバースディ&メリークリスマス。」


「はい、マスターも。」


そして私は喫茶店を後にした。