【短編】☆夢の中のクリスマス☆

「そういえば、ユウちゃんの誕生日はいつ?」

「えっ?」

「誕生日。」

「あぁ・・・。」


少し言い辛い。

だって、今言うって、プレゼントをねだっているような。

そうじゃないんだけれど・・・それに、ジュンと一緒の誕生日だなんて。


「言いづらいんだけれど・・・。」

「ん?」

「24日・・・。」

「えっ?」

「12月24日。」


すると、タクは私の顔を見て驚く。


「驚いた!ジュンと同じ年の同じ日にユウって産まれたの?」

「ふふっ、そうみたい。」

「これは、運命だねぇ。」

「ふふっ、そんな事ないよ。ジュンは私の事なんとも思っていないし。」

「そうかなぁ?」

「そうだよ。」