【短編】☆夢の中のクリスマス☆

「で?何をしていたの?」


タクは私の顔を覗く。


「あの、プレゼントを・・・。」


あっ、そうだった。

タクも私の事・・・。


「プレゼント?もしかして、ジュンに?」

「えっ?」


何で?


「何で?って、顔しているね?分かるよ、ユウちゃんが誰を好きかってくらい。だって、2人分かりやすいもん。」

「2人・・・?」

「いや、何でもない。で、ジュンのプレゼント買おうと思っているんだよね?」

「うん、誕生日もだし・・・。」


私は恥ずかしくて下を向く。


「よく知っているね?ジュンの誕生日がクリスマスだって。」

「だって・・・。」


だって、ずっと、好きだったもの。